皮膚病は、治るものと、治りにくく、つきあっていく必要があるものに大きく分けられます。
一度治っても「再発」しやすいものもあります。
原因が一つではなく、特定の原因をはっきりさせることが難しいケースもあります。
(例:アレルギー疾患が疑われるとしても、皮膚の状態だけで「〇〇アレルギー」とは診断できません。)
当院では、今の皮膚の問題点、そしてその問題とどのようにつきあっていかなくてはいけないのか、わんちゃんねこちゃん達にご家族がしてあげれることは何か、これらを中心にご説明させて頂くことを心がけています。
また、皮膚トラブルの起こりやすい犬種の子たちについては、皮膚トラブルが生じていない幼少期からでも、適切な皮膚バリアケアが出来るような食事指導などもご提案しております。
最後に、当院ではアレルギー疾患が疑われる際でも、重度でない限りはアレルギー検査は積極的にはすすめておりません。
飼主さまのご希望があれば実施いたしますが、高額なうえ、軽度であればはっきりした結果が出てこないことも多く見受けられるからです。
アレルギー検査はあくまで参考程度、と考えてください。
不急な検査に費用をかけるのではなく、適切な食事の見極め、スキンケア、場合によってはお薬などに使っていただくほうが有益だと、現時点では考えております。
大切なご家族の皮膚のトラブル、些細な事でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
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