2019年6月12日の参議院本会議において、改正動物愛護法が可決され、その法律の大きな柱が「マイクロチップ装着の義務化」です。施行理由としましては、「飼い犬、飼い猫を安易に手放さないよう、終生大切に飼育してもらうため」のようですが、それだけでなく、災害などで迷子になった際の迷子札としての役割も果たします。

マイクロチップは直径約2ミリ、長さ約10ミリの筒状の電子機器で、犬、猫の頸部背側にインジェクター(注射器のようなもの)で埋め込みます。埋め込みによる健康被害はほぼありません。

埋め込みは完全予約制ですが、当院でも実施可能です。全身麻酔は必要なく、無麻酔もしくは局所麻酔でおこないます。

2018年6月18日、大阪北部で発生した大きな地震からもうすぐ一年が経とうとしています。地震後の防災意識が高まる中、当院でも、飼い犬、飼い猫へのマイクロチップ埋め込みのお問い合わせを多数いただきました。

今回の法改正では、既に飼育されている犬、猫については装着の「努力義務(守らなくても罰則はないが、実施するように努力しましょう)」という内容でしたが、法律の有無にかかわらず、大切なペットを守るための一つの手段になりますので、是非、前向きにご検討下さい。